こんにちは!myamoです。
最終学歴は外国語大学2年次中退。高校までは比較的英語が得意、英検2級も取得した私ですが、社会人になってからのここ10年は英語の勉強はからっきし。しかし英語のリソースを読みこなすエンジニアさんや字幕なしで洋画を見られる友達、海外経験のあるデザイナーさんなどへの憧れは止められず…
やっぱり英語ができる人生がいい!と思い直し今年の夏から毎日コツコツ勉強をしています。
今回は2023年10月1日のテストで予想スコア480点から130点アップの610点を獲得しましたので、ここ2~3ヶ月でやってきた勉強法とこれからやっていく勉強について記録を残しておこうと思います!
全然ダメだった勉強はじめ
実は、記事のタイトルの通り勉強初め(2023年7月23日)に試しに受けてみたTOEICの簡易模試では予想スコア480点。
TOEIC500点代が基礎が分かっている英語初心者レベル、600点代から履歴書に書けるレベル、らしいので、中学、高校とそれなりに英語は得意で、外国語大学に進学した経歴がある私としては大惨敗の結果です。
「私、仮にも外語大行ってたのにTOEICの点数履歴書に書けないんだぁ……」とガッカリしちゃいました(笑)
英語の勉強には10年のブランクがあり、文法もあやふや。単語はかろうじて覚えているものの得点を取るには足りず。ま〜〜〜〜〜〜〜〜ったく聞き取りもできず、長文も読めずで、ほとんどテストの内容もわかりませんでした。
ダメダメな結果で落ち込んだ私は英語の勉強法をリサーチ。英語系の発信をしているYoutuberの勉強法解説動画やSNSアカウントの情報を集めて自分に必要なこと・やるべきことを確認していきました。
具体的な勉強方法
集めた情報をもとに効果の高そうな勉強法を整理。履歴書に書けるTOEIC600点代を取ることを目下の目標として、以下を中心に進めていくことにしました。
- 単語学習
- 文章音読
これだけ!?と思われた方も多いかもしれません。しかし、TOEIC500点未満の英語初心者に大事なのは基礎固め!基礎がわからないのに、いきなり英会話や洋画を見るといった上級者向けの方法に手を出しても学習効果は低いです。
それに、私のように時間のないワーママがあれもこれも手をつけることはできません。特に効果が高い方法に絞って集中して取り組む必要があります。
学習法を調べるうちに、「音」に重点をおいて学習するのが英語学習においてとても効率が良いとされていることが分かりました。
今回130点アップを達成したことで、その効果は身をもって実感することができました。具体的な勉強方法と理由をご紹介していきます。
単語学習
中学高校と英語を勉強して一番効果が高かったもの、それが単語の暗記でした。単純に語彙が増えれば最悪文法が分からなくても意味を推測して答えられる確率が上がります。学生時代のテスト前、一生懸命1000単語ほど覚えた時に英語の成績がぐんと上がったのを覚えています。
今回勉強法を調べる中でも、基礎の基礎としてまず語彙を増やすことが大事としている情報は多かったです。
ただ同時に、私が今までやってきた単語学習法の非効率な部分も分かってきました。
中学・高校でやっていた単語学習のダメな点
今まで私が中学高校でやってきた単語学習は、「英単語→日本語訳」と「発音記号」時には「例文」も書き出して単語帳を作り、フラッシュカードのようにして周回する、というようなやり方をしていました。
この方法の何がダメだったかというと、ネイティブの「音」を取り入れていないこと。
発音記号は確認していたものの、実際ネイティブが発音する音源などは確認しておらず、自分流の発音で記憶していました。当時は今ほどスマホも普及しておらず、「音源を聴く」ということへのハードルが今より高かったのです。
しかし、今回英語学習法を調べていると「人間は発音できない音は聞き取ることができない」という通説に出会いました。リスニングができるようになるには、ネイティブの発音をしっかり聴き、自分でも同じように発音できるようになることが大切なんだそうです。
そして、「書き出す」工程。これを挟むことで確かに覚えは良くなるのですが、たくさんの単語を一気に書き出そうとすると、とても時間がかかります。学生時代よりも勉強時間を割けない今、「書いている時間はない」ということは分かっていました。
つまり、「音を聴いたり発音したりせず、書き出して単語学習をしていた」のがまずかったのです。
「書く <<< 聴く・音読 」のフラッシュ周回単語学習
反省を活かし、「音を聴きながら書かずにできる単語学習法」を考えてみたところ、一番手軽なのはやっぱり、スマホアプリを使うことでした。
便利な単語学習アプリ、たくさんありますよね〜!
私は「mikan」というアプリの無料で使えるTOEIC単語集を使うことにしました。
課金も考えたのですが、まずは無料分の単語を覚えてからでいいかなと思い、ひたすら無料の単語集を周回しました。
単語学習法を調べていた時に分かったのですが、私が学生時代にやっていた単語学習の「フラッシュカードのようにして周回する」というやり方については、結構効率が良いようなのです。
基礎の単語学習の目的は「見たり聴いたりしたときに瞬間的に理解できる語彙を増やすこと」です。
そして、人間は数回見た程度のことはすぐに忘れてしまいます。忘却曲線も有名ですよね。
逆を言えば、何回も何回も何日にもわたって同じ単語に出会えば覚えられるということです。
何回もこなすにはスピード感が必要です。
私は1語に対する制限時間を2〜3秒、わかるか分からないかの2択の出題になるよう設定しました。
単語が読まれたら真似して発音→意味を言いながらわかる・わからないを選択をする、というやり方で朝30分100~300単語、隙間時間にさらに繰り返し続けてみました。
2ヶ月ほど経つと、学習した単語のほとんどの単語を瞬間的に答えられるようになり、模試でも聞き取れる語彙や理解できる文章問題が増えているのを実感しました。
「文章音読→丸ごと暗記」は英語力強化に効く!
単語学習の他にもう一つ重点的にやったのが音読(シャドーイング・オーバーラッピング・リピーティング)です。
まずはTOEICの音声に慣れよう!と思い、TOEIC模試が2回分入った問題集を一冊購入しました。
こちらのTOEIC® L&Rテスト精選模試【総合】のTEST1を一度受験し、どのくらい点が取れるか確認。
英文の意味・知らない単語・言いづらいまたは聞き取りにくい音を確認し、その後はひたすら模試の解答を見ながらテスト音声を1.5倍速で流して、音源と同じスピードで言えるように繰り返し練習しました。
音読の目的は「ネイティブの発音をインプットすること」と「瞬間的に理解できるフレーズを増やすこと」です。
歌を覚えるときも「歌詞の意味を理解して何度も繰り返し歌う」といつの間にか無意識に口ずさめるようになります。英語も同じように、
- 意味を理解して
- 実際に自分の声で出しながら、元の音声を真似し
- 何度も繰り返す
この3つが揃っていると英語のフレーズが頭に入ります。
1.5倍速にするのは繰り返す回数を増やすためもありますが、速いスピードに慣れておくことで、実際のテストの時音声がゆっくりに聞こえ、余裕が持てるというのが大きなメリットです。
自然と英文を口ずさめるレベルまで持っていくと、「英語が聞こえる!」と実感できることが増えました。
特にPart1についてはほとんど取りこぼすことがなくなり、点数アップに繋がりました。
そして、丸ごと文章を暗記してそのストックが増えると、リーディングのスピードも上がりました。
Part5だけはちょこっとやった
今回は主にリスニング対策をメインで行いましたが、Part5の文法問題だけは直前に模試の問題を5〜10回ほど繰り返し解き、間違えたところは解説も繰り返して読んで頭に入れました。
Part5で出る問題はある程度テクニックで解けるものもあるので、少し対策するだけでもスコアアップにはつながった感じがします。
ただ、文法問題を解いていると自分がいかに文法知識に抜け漏れがあるか、ということも分かってきます。
今回のテスト対策では間に合わなかったのですが、文法の基礎ももう一度学び直そうと思うきっかけにもなりました。
次のステップではじめたこと
今回公式のTOEICテストを受けて改めて自分がまだまだ至らない点にも気づくことができました。次のステップへ進むためにはじめた勉強をご紹介します。
単語学習の試行錯誤
単語はアプリの無料のものをひたすら暗記していましたが、テストを受けたところまだまだ分からない単語だらけ!語彙力がないことで聞き取れ取れない、理解できない、といった問題も多くあるので語彙力強化にもう少し力を入れることにしました。
試しに受けてみたボキャブラリーテストでは私の英語の語彙は5,100程度でした。
流暢に英語を話せる人は15,000~20,000語彙あるそうなので、10,000語彙以上足りません。
より効率的な単語学習のために、単語アプリの課金先を検討しました。
今試しているのはこちらの「究極英単語」というアプリ。
- 単語ごとに画像がついていて意味のイメージを結びつけやすい
- 忘却曲線に基づいた学習ができる
- 例文にも音声がついている
- 出題形式が複数から選べる
- TOEIC以外にも日常生活で使う単語など単語の収録数が豊富
などの点が気に入って1年間のプランで課金してみることにしました。
mikanのように単語を解答するときに制限時間が設けられなかったり、単語が毎回完全にランダムに出てきてしまうので自分で学習進度が把握しづらいなど不満点もいくつかありますが、概ね使いやすく満足しています。
単語アプリ以外での身になる単語学習
単語アプリや単語帳を使った単語学習はテストで出る単語に絞って集中的に学習するので、スコアアップにはつながりやすいのですが、どうしても「暗記作業」になりがちで、テストが終わった後復習を怠るとあっという間に頭から抜けていくのが難点です。
それを補うため、隙間時間に英語でアニメや好きな俳優さんの動画などを見て、分からなかった単語やフレーズを書き留めることも少しずつ始めています。
作業として覚えた単語よりも、自発的に疑問を持って調べたものの方が記憶として定着しやすいなという実感はあります。
とはいえ基本的な語彙が少なすぎるとそもそも好きな英語のコンテンツを探すこと自体が難しいし、分からないものをピックアップするのに時間がかかりすぎてしまうので、私のレベルではまだもう少し単語アプリや単語帳メインの学習を進めた方がいいかなと思っています。TOEICで800点ほど取れるようになってきたら、こちらの単語学習法をメインに進めてく予定です。
英語日記
こちらも滞りがちではあるのですが、英語のアウトプットトレーニングを目的として始めました。
- 普通に日本語で日記を書く
- 3文程度に要約する
- 自力で英語にしてみる
- ChatGTPやDeepLを使って翻訳・添削する
- できた文章をNotionでストックして隙間時間に覚える
という手順で進めています。
自分が理解できていない文法や身についていない単語では文章を作ることができないので、文法・語彙でわからないところの炙り出しにはかなり効果的だなと感じています。
文法の基礎確認(中学英文法の復習)
TOEICの勉強と英語日記を書いてみるうちに、中学で習った英文法もかなり知識が抜けてしまっていることに気がつきました。
基礎が抜けていては全体的に伸び悩んでしまうと思ったので、しっかりと文法ドリルを一冊やり切ってみることにしました。
今取り組んでいるのはこちら。
「Mr.Evineの中学英文法を修了するドリル」
文法の解説がわかりやすく、レッスンごとに練習問題と一つ前のレッスンの復習問題がついているので、自分の理解度を測りながら進めることができます。
2023.11.09現在で3分の2ほど進めたのですが、TOEICのPart5の模試でわかる問題が段違いに増え、問題の解説を読んでもちゃんと意味が理解できるようになってきました。
より丁寧な音読
ここまでの音読ではひたすら聞こえた音声を言えるようになるまで真似する!というやり方をしていましたが、いくつか躓く点も出てきました。
- 「r」「l」の違いがどうしても分からない
- 知らない単語が出てくると、音自体が聞き取れず口まねできない
- of,the,aなど、冠詞や前置詞などの弱くなる発音がどうやっても聞き取れない
と言ったような感じです。自分のできないところを見直すうちに、あることに気がつきました。
私はそもそも「英語の音」をちゃんとわかってないんじゃない!?
「発音できない音は聞き取れない」を信じてやってきたけど、でも、そもそも発音する「音」をきちんと知らなければ発音することすらできないのでは!?と気がつき、英語の音について少し調べてみることにしました。
すると出会ったのが「フォニクス」という概念です。
アルファベットの「A, B, C…」をそれぞれどういった音で発音するのかという基本の「音素」のことなのですが、詳しい説明は「あいうえおフォニックス」さんなどのサイトや動画を見るのがわかりやすいのでここでは割愛します。
- 基本のフォニクス、発音記号を確認する(さらっと確認する程度)
- ディクテーションで聞こえない音、知らない単語などを確認する
- 音源と同じスピードで音読できるまで0.7倍速から1.5倍速までだんだんスピードを上げて練習する
という丁寧な音読を繰り返し練習しています。
隙間時間や子どもとお風呂に入るときに英語で「きかんしゃトーマス」を見ているのですが、この音読を始めてから意味をはっきり理解しながら聞き取りができるようになってきました。
まとめと抱負
今回は今までに私が取り組んできた英語学習をご紹介しました。
比較的短期間で400点代→600点越えのスコアを獲得することができたので、勉強の方向性は自分にあっていたのかなと思います。
さらに次回2023年12月10日のTOEICの受験も申請し、受験日まで残り1ヶ月ほどとなりました!
次の目標は750点越え!半年以内には達成できるよう引き続き勉強を進めていきます!